上手に選ぼう!結婚式場の選び方

結婚式場を選ぶための条件のリストアップはしていますでしょうか。まだという方は要注意です。雰囲気だけで決めたら披露宴会場が狭すぎた、手作りの小物を使うのが夢だったのに持込できないことに後で気付いた、予算を考えずに会場を選んだら予想以上に高くついた…などなど、適当に決めた会場での失敗例は数え上げればきりがありません。

結婚式場を後悔しないように選ぶには、あらかじめ条件を決めておく必要があります。まず次の点をおおまかでいいので確認して決めましょう。

・予算
・神式、キリスト式などの挙式形式
・招待客の人数
・両家の親にこだわりはないか
・カジュアル、アットホーム、格式高くなど、式のコンセプト
・会場の場所、アクセス方法
・挙式会場と披露宴会場は別か、移動方法は

結婚は両家の結びつきなのでトラブルを回避するために、新郎新婦の希望だけでなく、両親の意向も必ず確認しておきましょう。これらの条件が決まると、大まかにどんなタイプの式場を選んだらいいか決まってきます。式場は大きく分けて結婚式専用の式場、レストラン、ホテル、ゲストハウスの4種類があります。

結婚式専門の式場は、結婚式専用施設のため、そこに働くスタッフも全員結婚式に特化して教育したスタッフです。設備やプランが充実しており、一つの式場で本格的なチャペルや、タイプの異なる披露宴会場が用意されている事が多く、招待人数やコーディネイトなど融通がききやすいです。専門式場なので、ロビーなどで別の式に参加する招待客に遭遇することもありますので、それが嫌な人はよく確認が必要です。

レストランは基本的に貸切にして行い、招待客との距離が近いため、アットホームカジュアルな式にしやすいです。逆に言うと格式高い式にしたい場合にはそぐわないこともあります。また、専門式場などに比べ料金が安く、料理もおいしいという利点があります。基本的に貸しきる事が多いので、関係のない客と触れ合うこともありません。チャペルなどはないのが一般的なので、挙式会場と分ける必要があります。

ホテルは結婚式が挙げられる以外に宿泊はもちろん、レストランなど設備が豊富で、最寄駅からの送迎も充実している所が多いのが利点です。サービスの充実した施設での格式の高い式を希望する人に向いています。遠方からの招待客に部屋を取ればストレスなく過ごしてもらえます。ホテルなので高層階の会場で美しい景色を望めたり、会場自体が広めなのも特徴の一つですね。

ゲストハウスは、庭やプールのついた邸宅を貸切にして行います。邸宅まるごとの貸切で、他の客に出会うことはないプライベートな空間で自由に過ごせます。アットホームにも格式高くも演出できるのが特徴です。独立型チャペルを備えるゲストハウスも多く、挙式から披露宴会場の邸宅を移動する必要がありません。街中よりは郊外にある事が多く、リゾート感もあります。

会場のタイプを決めたら、式場の細部を確認していきます。

・手作り品やドレス、引き出物の持込をするかどうか、可能か否か
・駐車場の有無、送迎の有無
・新婦のメイク室、着替え場所
・親族紹介の場所の有無
・招待客用のメイク室、着替えの場所
・チャイルドルーム、ベビーベッドなどの有無
・宿泊施設は近隣にあるか
・アレルギー食など自由に対応可能か
・親族や招待客の着付け、メイクは会場で可能か、会場で頼めるか
・音響・照明・映像の施設は整っているか
・引き出物の種類は豊富か
・衣装の種類が多いか、サイズ直しの融通はきくか

全ての希望を100%叶えることは難しいですが、条件をリストアップして優先順位を作って会場を絞っていけば、失敗のない会場が必ず見つかりますよ。