式当日もしっかりと!当日の心得

長かった打ち合わせもようやく終わり、とうとう式当日。ほとんどのカップルは緊張のさなか、ドタバタといわれるがままに動くのが精一杯で、気遣いとかが足りなかったと、嘆く点があるようです。忙しさでいろいろと忘れがちにはなってしまいますが、式当日は何に気をつけて、どういった行動を取ればいいでしょうか。

当日の遅刻は厳禁ですから、余裕を持って会場入りできるようにスケジュールを組みます。忘れ物がないように前日までに必ず持ち物をチェックしておきましょう。当日の朝ごはんは緊張していても必ずしっかり食べておきます。

当日もっていった方がいい持ち物は、涙を拭くための白いハンカチ、料理はなかなか食べれないので合間で食べるための口や手の汚れない軽食、カメラです。当日、別会計が発生する場合もあるので現金も少し用意しておきます。お祝儀で払う場合は必要ありません。

会場入りしたら、会場スタッフに「本日はお願いします」と声かけします。スタッフにお礼として渡す心づけはゆっくりと話す機会がある時であれば、式の途中以外であればいつ渡しても構いません。

新婦はすぐにメイクにかかりきりになりますが、新郎が拘束されないのであれば、招待客を迎えてロビーで挨拶し、もてなします。新郎側の招待客だけでなく、新婦側の招待客にも挨拶をします。

式では、入場や退場の際、またケーキ入刀、乾杯などの、招待客を見渡せるチャンスがある時には、招待客と必ず目を合わせるようにします。新郎新婦ともに、互いの招待客だけでなく、もてなす心でなるべく全員と目を合わせるようにしましょう。

披露宴で高砂を離れて会話する機会があるときにも、なるべく全ての方に声をかけるようにします。披露宴の間はドレスの新婦は動きづらいですから、フットワークの軽い新郎はできるだけ、新郎側だけでなく、新婦側の招待客にも顔を出せるといいですね。

祝辞の際には、新郎新婦ともに立ち上がり聞きます。主賓より着席の声がかかった場合には、一礼をして着席します。

披露宴では新郎はよくお酒を勧められますが、普段よりも抑え目で飲むようにします。勧められたお酒には口をつける程度でも失礼にはなりません。それよりも飲みすぎて正体失うほうが失礼です。式の時は緊張のために酔いやすくなりがちなので、特に気をつけます。

花嫁の手紙や、友人スピーチなどのときに、花嫁が泣いている場合には、新婦はハンカチを持ち歩けないので、新郎がハンカチで新婦の涙をそっと拭いてあげるようにします。

式が終わり、送賓の時にはできるだけ一人一人に、出席していただいた事への感謝を述べて送ります。

式が終わった後は、着替えや持ち帰りの品を整理して会場を後にします。疲れから着替えなどがゆっくりになりがちですが、会場のスタッフは新郎新婦が式場を後にするまで待っています。できるだけ素早く帰り支度を行い、式場を後にする際にはスタッフに再度お礼を述べて帰ります。

当日の心得とは少し外れますが、式の後に持ち帰るものは、お祝儀やブーケ、買取の衣装小物など、意外に多いです。キャリーバッグなども持ち物に入れておくと、帰りが楽になります。

式の当日は終始、全ての招待客をもてなす心でできるだけ目を合わせ、話す機会があるときには、できるだけ言葉を交わすよう、心がけましょう。