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お祝儀で稼ごう!それは卑しい考え方!?

貯金もあんまりないけど、結婚式はやっておきたい…。あっお祝儀もらえるし、できるだけ安くして、ブーケとか友達に作ってもらって地味婚すれば、経費浮くし、逆に稼げるんじゃない?ラッキー!

…こんな風に考えている方、いらっしゃいませんでしょうか?実は近年、昔に比べてそんな風に考える方がとても増えてしまっています。低予算で結婚式を挙げ、お祝儀で稼ごうという考えは、実はとても失礼です。

一般的には友人などから頂くお祝儀の相場は3万円で、料理の相場は1~2万5,000、友人への引き出物の相場が5,000~6,000円です。こう計算すると、引き出物と料理だけで、ほとんどお祝儀は消えてしまうので、稼ぐどころの話ではありません。たとえ、料理を最低ランクの1万のコースにしても、料理とは別に飲み物代、会場代、お車代など、さまざまにお金がかかり、お祝儀だけで結婚式費用をまかなうのは無理です。

会社の上司も呼ぶし、親戚の人はたくさんお祝儀をくれるから大丈夫!と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、近年ではそういうケースはとても稀です。

では無理にお祝儀で稼ごうとすると、どのような結婚式になるでしょうか。シミュレーションしてみましょう。

まず、会場は安く抑えるために狭いです。また、会場の規模に対してお祝儀をできるだけ沢山もらうために、定員ギリギリまで招待客を呼ぶために余計狭くなります。結果、テーブル同士が近くて、トイレに立とうにも難儀するような会場が出来上がり、招待客はイライラします。場合によっては立食パーティなんてのもあり、人がいっぱいいすぎて料理が取れないわ、座れないわで、招待客は不満が募ります。

次に会場装花です。こちらは、経費削減のために、なくしたり、ランクを下げたりしますが、貧乏臭いチープさを気に留めて悪印象を持つ親戚や女性客は存外に多いものです。

料理はもちろん最低ランクです。量が少なかったりして、安い料理は安いとすぐにわかりますので、招待客が不満を抱きがちです。

飲み物については安く抑えると、お酒がなしになったり、お酒は日本酒とビールだけなど、かなり限定されます。お酒好きな人だと残念ながらお祝いする気持ちが半減する方さえいます。

ブーケやプロフィールムービーなどを手作りにする節約をする方がいます。それ自体は全く問題ありませんが、自分たちで作らず、経費を節約するためにと、友人に作成を依頼した上、「お祝いだから」という理由で、お礼を渡さないどころか、制作費を出さない場合もあります。友人自らが「作るよ!経費なんていらないから!」と言い出した場合は別ですが、依頼した場合は、依頼された側にイライラしか残しません。

また、自分たちで手作り品を用意する場合でも、経費削減を目的にするあまりに、安い材料で作ってしまい、すぐに壊れるようなものを出してしまって顰蹙を買うこともあります。

そして最後にお車代ですが、経費削減をする結婚式では多くの場合、お車代を渡さないか、ごくわずかにします。お車代は遠方からの招待客に渡すのがマナーなので渡されないと招待客はモヤモヤする人の方が多いです。

こうしてみると、お祝儀で稼ぐために節約をした結婚式は残念ながら招待客にばかり負担をかけてしまうものです。お金の切れ目は縁の切れ目とはよく言いますが、お金をけちった結婚式はせっかくのお祝いの場なのに招待客の不満ばかりが募り、人によってはその後の付き合いを控える場合も多くあります。

普通の式で結果的に黒字になった場合を除き、お祝儀で稼ごうとするのは、失礼で卑しいだけでなく、招待客の信頼も失いかねませんので、お気をつけくださいね。

えっ使えない?手作り品の準備前に確認すべきこと

結婚式の醍醐味の一つに、手作り品を持ち込んで思い入れのあるウェディングアイテムを使う事がありますね。ウェルカムボードを始め、招待状、席次表、プロフィールムービーなど、気合の入った方だとブーケやウェディングドレスを手作りされる方もいらっしゃいます。ですが、そんな心をこめた手作りの全てのアイテムにおいて共通の注意点がいくつかあります。

一番気をつけないといけないことは、会場に持ち込めるかどうかです。結婚式場によっては、持ち込みアイテムは一切禁止で、手作り品が使えない場合があります。または、ペーパーアイテムはいいけど、ドレスはだめなどと言うように、一部のアイテムは持ち込みNGのところもあります。手作り品を用いた式を挙げたいと思っている場合には、契約の前に必ず確認しておきましょう。

もしも、契約前に確認しておかないと、使うつもりで式の前々から準備していたのに、打ち合わせの途中で持込を断られて、泣く泣く諦めることになってしまい、準備の苦労が水の泡ということも考えられます。

次に注意が必要なのが、持込代です。持込が可能な会場でも、持ち込み代金として1個あたりいくら、と値段を設定されている場合があります。手作り品でアットホームの暖かい雰囲気を出したいだけであれば、あまり気にする必要はありません。しかし、費用を節約するために手作りにするのであれば、本当に節約になるのかどうか、持込費用と制作費を合わせて計算して考えておく必要があります。

また、制作費は失敗も考え、多めに試算しておく必要があります。特にペーパーアイテムは失敗しやすく、印刷しなおしなどが発生しやすいものです。ペーパーアイテムは安い紙にすると、値段の分だけパッと見でやすっぽいのが判ってしまいますから、良い台紙を使いたいものですが、その分失敗した時もお金が余計にかかります。失敗すればするほどお金がかかり、結局持ち込み代も合わせると、式場に依頼した方が安くついた、というような例はたくさんあります。

そして、最後に重要なのが、本当に使えるかどうかです。手作り品は心のこもった物が多く、招待客にも喜ばれる事も多いですが、一歩間違えた使えない手作り品は迷惑以外の何者でもありません。

引き出物を入れる紙袋を手作りしたところ、強度が足りず、帰りの最寄り駅につく前に袋が崩壊してしまった、という失敗例や、新郎新婦の力作のプロフィールムービーが、DVDの焼きこみに失敗していて、会場で上映できなかったなどの失敗例、席辞表の字が全部間違っていたなどの失敗例もあります。

また、新郎新婦自ら作るのではなく、友人や知人に作成を依頼したもので、出来上がりまでの途中連絡を怠ったために、仕上がりが思い通りのものでなかった、というような失敗例もあります。こちらは使えない訳ではありませんが、誰かに手作り品を依頼する時には礼儀として途中経過の確認等もかならず必要ですよね。

せっかく時間をかけて準備してきても、最後に使用可能かどうかのチェックを怠るだけで、全てが台無しになってしまいます。心をこめた手作り品が、きちんと使えるように、会場に持ち込めるか、持ち込み料金はかかるか、そして最後の仕上げにきちんと使えるかどうか強度などを確認して、手作り品を準備しましょう!

差出人は親?自分?郵送?手渡し?招待状の作り方

招待状は結婚式にご招待する方に対しての、正式なお知らせです。既に出席の意思を確認している場合でも、形に残り、対外的には結婚式の始めの一歩なので、きちんとした招待状を作り、ご招待する方々に喜んで出席していただけるようにしましょう。

招待状で悩むのが、差出人です。近年は新郎新婦のみを差出人とする場合が多いですが、ご家庭によっては両家の親の名前のみ、両家の親と新郎新婦の連名で出す場合があります。こちらはどのパターンすべきであるという決まりはありませんが、ご家庭の方針があると思いますので、ご両親に相談して決めると良いでしょう。差出人によって文面が変わるので注意してください。

招待状の封筒には、日時などを書いた案内状、返信ハガキ、会場案内地図、付箋を入れます。

案内状の書き方の基本ルールは次の通りです。
①案内状の本文には必ず、結婚式の日時、場所、返信の期限を明記する。
②返信期限は、結婚式の1ヶ月前までにいただくように記載する。
③文章には句読点を入れない。文章を区切るときは、1つスペースを入れる。
④「死」「四」「九」「帰る」「葬式」「忙」「重ね重ね」などの、不吉な言葉、夫婦の別れを連想する言葉、再婚を連想する言葉、重ね言葉といった忌み言葉、漢字は避ける。
⑤会場名は誰にでも読めるようにする。英語や難読漢字の場合にはふりがなをつける。

返信ハガキには必ず慶弔用52円切手を貼り、宛名は「○○行」と書き「○○様」と書かないようにします。会場案内地図は、最寄駅や会場へのアクセス方法、駐車場の有無などを記載したものを用意します。地図は自作するよりも、結婚式場で用意されたものを使用した方が過不足なく安心です。

付箋は、全員に同じメッセージではなく、スピーチや余興のお願いなどがある場合に、必要に応じて個別のメッセージを記載したものを入れます。

封筒の書く際のルールは次の通りです。
①宛名は毛筆で書く。筆ペンでも可。字に自信がない場合は代筆や、パソコンの宛名印刷(必ず楷書や毛筆の書体を使用)でも良い。
②切手は必ず慶弔用切手を使用する。
③夫婦や家族を招待する場合は、招待状は一通にし、宛名は連名にする。宛名の書き方は、夫婦の場合は、それぞれの名前に「様」をつけるか、奥様を「令夫人」とする。家族の場合は子どもの名前も書くが人数が多い場合は、世帯主の名前と「ご家族様」もしくは、「令夫人」「お子様方」とする。
④封筒の封には「〆」は書かず、糊付けした上で、封緘シールを貼る。
⑤封筒の裏面に差出人の住所、氏名を書く。

以上が招待状の作り方の基本ルールです。案内状と封筒の縦書き、横書きは、案内状が縦書きなら、封筒も縦書きにするというように、合わせるのが基本です。また、紙は安すぎないもので、封筒に入れる合計重量が定形内になるよう収めましょう。25g以内に収まれば、82円切手を貼っても良いですが、念のため92円切手を貼っておくと安心です。

また、ルールではありませんが、返信用ハガキで食物アレルギーの有無を記載して頂くように確認すると、当日の料理で確認漏れがなくて安心です。

招待状が出来上がったら、発送です。大体、挙式・披露宴の2ヶ月前頃に相手の手に渡るように手配し、遠方の方には少し早めに発送します。直接会って手渡しができる方には、大安、友引を選んでできるだけ手渡しします。両親、仲人には身内なので通常は招待状は送りませんが、会場など詳細の確認の意味を兼ね、一通ずつ用意して手渡ししましょう。

招待状は2ヶ月前頃に発送するので、失礼のないよう、文章校正なども含め、期間に余裕を持って作りましょう。

もう誰を呼べばいいのか判らない!?招待客の選び方

高校からの友達、会社の上司、同僚、親戚…悩み始めるとどんどん決まらなくなってしまう招待客。特に、先に会場を決めてしまって、後で招待客の人数を調整しないといけない場合には、余計に悩みますよね。招待客の選び方のコツとはどこにあるのでしょうか。

招待客を決める際には、次の手順を追って作業するとスムーズです。
①呼びたい人の列挙
②グループ分け
③グループごとの優先順位の決定
④グループ内の人ごとの優先順位の決定
⑤両親への確認
⑥新郎と新婦の招待客の人数比の調整
⑦招待客の最終決定

まずは、呼びたい人を人数制限などを考えずに列挙していきます。親族、会社関係、恩師、友人などから自由に列挙します。

次に列挙した人を、親戚、会社関係、友人などでグループ分けをします。友人という括りでも、高校、サークル、中学校などと細かくグループ分けして、1グループが10人以内程度に収まるように調整します。

グループを10人程度以内にしておくと、丸テーブルで席次を作るときに、席を決定しやすくなります。この時点で人数は減らしません。10人以内に収まらない場合には無理に分ける必要はありません。

次に分けたグループで、グループごとに呼びたい優先順位をつけます。必ず呼びたい、必ず招待しなければならない、席が余るなら呼ぶ、などに分けます。グループの優先順位がついたら、その次に人ごとに、呼びたい優先順位をつけます。グループ自体の優先順位と人ごとの優先順位は、つける順番は逆でも構いません。

例えば、友人のグループが多すぎて招待人数がオーバーする場合には、グループ内の人の優先順位が低い人が多ければ、そのグループごと招待客から外すというのも手です。この絞り方をすると、招待客が他の招待客誰とも面識がないという事態を防げます。また、グループの中でも、誰か数人だけを呼ぶことになり、他の人を呼ばずに気まずい思いをするようなこともなくなります。

ただし、グループ内でどうしてもこの人だけは呼びたい、という人もいるでしょうから、こちらは新郎新婦の考えで調整しましょう。同一グループ内から一人だけ、もしくは一部の人だけを呼ぶ場合には、招待する人にその旨を伝え、一旦他の人には黙っていてもらいます。呼べない人に「人数の関係で呼べない」「親しい人しか呼べない」とわざわざ伝えて「私は親しくないんだ」と思わせたりするようなトラブルは避けましょう。

過去に結婚式に呼ばれた方は、式に招くのがマナーですが、人数の都合でグループの中から一人しか呼べず、トラブルの元になりそうな場合には、招待しない事もあります。その場合には「近親者のみで式を挙げることになりました」と伝えれば納得して頂けるでしょう。

ここまで優先順位を考えてくると、大体人数が絞れてくると思います。ここで、新郎新婦の招待客の人数比をみて、人数をある程度修正します。新郎新婦の招待客の数は大体同じ位に揃えるのが一般的ですが、近年では特に比率を気にされないカップルも多数いますから、こちらについては両親に相談して決定しましょう。

人数比まで確認したら、両親に親戚等の招待についても確認します。一般的には祖父母、おじ、おば夫婦までを招待することが多く、いとこについては両親に相談の上招待します。

親戚の人数が多い場合には、招待客を選ぶ際にウェイトを占めてくるので、早い段階で確認しても良いでしょう。親戚の招待客の優先順位は両親に確認した方が無難です。

両親の確認が取れたら、最終的に招待客を決定しましょう。招待客の決定はトラブルが生まれやすいので、できればグループごとに招待するか否かを決めたいものです。


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結婚式が決まったら誰に報告する?順番は?

両家の親との顔合わせも終わり、結婚もいよいよ本決まり。結婚式の予定もいよいよ…というところで、ウキウキ気分で手当たり次第に人に報告!…ちょっと待ってください。先に報告しないといけない人や、一旦伏せておいた方がいい人はいませんか?

結婚式が決まったら、誰にどの順番で報告すればいいでしょうか。結婚だけ決まり、結婚式の具体的な日取りはまだ未定だけど挙げる予定、という方も同じ順番で報告が必要です。

会社勤めをしている人なら、まず始めに直属の上司に報告します。上司への報告時期は、遅くとも結婚式の3~4ヶ月前までが望ましいでしょう。結婚式の日取りが決まっている場合は日取りなども報告し、式に招待するかどうかも伝えます。女性は寿退社される方もいますから、結婚後の働き方についても相談を兼ねて報告しましょう。退職については引継ぎなどもあるため、出来るだけ早めに報告します。

報告するタイミングは、忙しくないときを見計らって、話をする時間を作ってもらいます。先輩や同僚、上長への結婚の報告について、上司からの指示がある場合には、それに従います。上長への報告は直属の上司が行う場合や、本人より報告する場合もあります。

もし職場結婚の場合には、新郎新婦共に同じタイミングで報告するようにします。直属の上司が同じであれば、2人そろって報告するようにします。

同僚、先輩への報告は直属の上司が公式の報告の場を設けるか、個別に報告することになります。個別の報告の場合には、先輩から同僚の順番で報告しましょう。

結婚が決まったのが早めで、式の3~4ヶ月前までは同僚や先輩には伏せて起きたい場合は、直属の上司には、社内で伏せておいてもらうように伝えておきます。

先輩や上司への報告が終わったら、次が同僚、友人への報告です。こちらは結婚式の3~4ヶ月前ごろに報告するのが一般的ですが、上司への報告が済んでいれば、早めでも構いません。

同僚や友人に報告する際にも、必ず結婚式に呼ぶかどうかも伝えておくと良いでしょう。事前に呼ぶかどうかを伝えておけば呼ぶつもりのない人に「結婚式に呼んでね!」と言われて困る前に先手を打つ事ができます。

会社関係の方へ報告する際に、会社の人は招待するつもりがない場合は、表だって「会社の人は招待しません」というのではなく、「身内だけでささやかに式を挙げる予定です」と断りを入れておくと障りがありません。

あとは親戚関係への報告ですが、こちらは新郎新婦からではなく、両親からの報告が一般的ですね。できれば本人からも報告をしましょう。

一般的な流れは、以上のように、上司、上長、先輩、同僚、友人、親戚となります。会社関係と友人、親戚の人間関係ががかぶらなければ、ここの順番は前後しても大丈夫です。会社関係では、必ず上司に一番に報告します。どうしても親しい同僚に先に報告したい場合には、上司に報告するまでは必ず周囲には黙っていてもらうようにお願いしておきます。

必ずしもこの順番でなくてはいけないということはなく、状況によっては報告の順序は前後しますが、順番を誤ると、例えば自分だけ知らされていなかったと上司の反感を買ったりと、いらぬ誤解や諍いを産んだりすることもありますので、充分に配慮しながら報告したいですね。

媒酌人ってなーに?必要ですか?

媒酌人とは、頼まれ仲人とも言われる、結婚式の立会人のことを指します。結婚式において、新郎新婦の立てた結婚の誓いの証人となり、披露宴では新郎新婦を招待客に紹介します。よく言われる仲人との違いは、仲人は婚約から結婚、結婚式までを取り仕切るのに対して、媒酌人は結婚式のみの立会人であるということです。

具体的に媒酌人が結婚式で行うのは次の事です。

①媒酌人は夫婦で出席する。
②式当日は早めに来て、媒酌人は新郎親族控え室、媒酌人婦人は新婦側の控え室で待機。
③挙式時に、媒酌人は新郎を、媒酌人夫人は新婦を介添えする。
④媒酌人が親族控え室で親族紹介を行う。
⑤披露宴前に招待客に挨拶などしてもてなす。
⑥披露宴で新郎新婦を紹介し、挨拶をする。
⑦お色直しに付き添う。
⑧披露宴後に招待客を見送る。

このように媒酌人は、招待客ではなく、新郎新婦、両家側の主催側としての立場で参加し、立会人の立場で新郎新婦の介添えを行い、招待客を持てなす立場となります。

媒酌人は一般的には、末永くお付き合いする方に依頼します。一般的には社会的地位が高く、人望の厚い人です。具体的には、会社の上司や恩師、親戚などです。

会社の上司や恩師など、新郎新婦片方しか面識のない方に頼む場合が多いため、必ず式の前に新郎新婦と顔合わせを行い、経歴や馴れ初めなどを確認、打ち合わせしておく必要があります。

結婚式の間だけとは言え、立会人となり、介添えを行い、招待客に対して新郎新婦を紹介する役割を持つので、必ず打ち合わせをしっかりと行いましょう。打ち合わせの際には、履歴書を渡すと失敗がありません。また、親族紹介も行うため、できれば両親ともあって親族の確認なども行っておくとより良いです。

また媒酌人に依頼する場合には、必ず式の3ヶ月前までには依頼をします。式の日取りが決まる前までに依頼するのが礼儀ですが、式場予約の関係で前後する場合には、その旨を伝えておきます。正式には手紙で依頼しますが、直接会える方には、口頭の方が良いでしょう。

式後にはお礼を渡します。結婚式のみの立会いであれば、お礼の相場はお祝儀の倍の金額で大体1~20万程度です。お礼は式が終わった後に1~2万程度のお車代と一緒に渡します。お車代とお礼のお金は必ず、お祝儀袋を分けて渡しましょう。披露宴後にお礼を渡すときには、見送りの終わったロビーで渡すのは失礼なので、別室で落ち着いた状態で渡します。

式当日の介添えをして頂く媒酌人が必要かどうかですが、実は近年、媒酌人も仲人も、ほとんどのカップルが立てていません。近年では結婚式を挙げるカップルの1割も媒酌人は立てないようです。

ただし、両家のしきたりであったり、地域の風習などによって媒酌人が必要なところもありますから、媒酌人はいらないやと決め付けずに、ご両親に相談の上、媒酌人が必要かどうかは決定する必要があります。

もしも媒酌人を依頼する場合には、式当日、家族のように介添えし、招待客をもてなしていただくので、お礼や依頼はしっかりを失礼のないように行いましょう。

費用は誰が何円出す?親の資金援助は?

結婚式は安くても数十万、高いと数百万のお金がたった一日で動くものです。こうなると問題なのが、結婚式費用は誰が出すのか、と言うことですね。特に誰がいくらの割合で出さないといけないという規則はありませんので、両家の話し合いによって決定することになりますが、一般的には誰がいくらくらい負担しているのでしょうか?

実は結婚式費用の負担率は「圧倒的にこの負担率が多い」というのはありません。あえて言えば、両家で平等に折半が全体の3割、招待客の人数で割って人数分だけ負担するのが全体の2割弱ほどで、あとの5割強は様々な分担方法をしています。

例えば、嫁を貰うので新郎:新婦=7:3で負担だとか、衣装代が高いから新郎:新婦=4:6、新郎新婦で共同貯金をしてそこから全額だとか、新郎が100%負担だとか、招待人数に差があるので料理と引き出物だけ招待客人数で割って後は折半など、実に多様です。両家で折半がやや多いものの、一般的に決まった負担率がないので決めにくいですね。

結婚式費用の負担率がいくらであるにせよ、新生活までにかかる結婚費用は新郎新婦の貯金とご祝儀、親の援助でまかなう場合が多いようです。統計によると、結婚式を挙げたカップルの半数以上で親からの資金援助があり、全国平均では200万弱程度の援助があるようです。

資金援助の方法としては、式の前にまとまった金額を渡されたり、衣装の金額だけ、親戚の宿泊費・交通費だけなどと項目別に資金を渡されたりします。また、親の意向で式を挙げる場合には、親が全額負担することもあるようです。

全体的には親の資金援助を受ける場合が多いようですが、自分たちの収入に見合った式を挙げたい、口出しされたくない、大人だから援助は受けない、自立の証を親に見せたい、などの理由であえて資金援助を断る方もいるようです。

どういった負担具合になるかは別として、両家での負担率、親の資金援助は早めに決めないとトラブルの元です。明確な話し合いをせずに式の準備を進めていってしまうと、最終支払いの段階になって支払いを押し付けあったり、どちらかが払うものだと思っていて資金を準備していなかったなどトラブルが発生する場合もあります。

一般的には両家の挨拶のときや、結納のときなど、早い段階で負担率を決めたカップルの方が多く、早めに負担率を決めていたカップルほど後々の支払いについてのトラブルは生まれにくいようです。

結婚式にかかるお金は、会場の予約金で10万前後、衣装の予約代に5万前後など、式までに10万前後のお金を何度か支払いますが、結婚式費用の予約金以外のまとまった費用は結婚式の前に支払う前払いです。クレジットカード払いや、後払いをしている式場もありますが、ほとんどが前払いです。

お祝儀が200万程度見込めるからと、お祝儀をあてにしていても、式費用は前払いなので、基本的には式のお金自体は先に新郎新婦と親の資金援助で支払っておく必要があることに注意してください。

また、結婚式にかかる費用は、式の2~3ヶ月前ごろになると、演出や衣装が決まってきて具体的な金額が明らかになり、予算を見直す必要が出てくる場合もあります。親の資金援助が多かったり、片方の負担率が多かったりする場合で予算オーバーしてしまうと、揉め事の原因になりますからこちらも注意が必要です。

両家でいくら負担しあうのかは、両家の話し合いによりますが、トラブルを避けるためにもできるだけ早い段階で資金援助や負担率を明確に決めておけると良いですね。

その日で大丈夫?結婚式の日取りはどうやって決める?

ブライダルフェアに参加すると、「今からだと予約が空いてるのは○月○日と○日ですね。今なら予約オプションで○○円値引きで~」と、式場で空いている日を言われ、仮契約を迫られることは多々あります。憧れの式場のブライダルフェアに行くと、自分たちは都合悪くないしと、考えなしに予約してしまう事もありますが、本当にその日で大丈夫でしょうか。

また、式場から日程を指定される以外にも、「二人の記念日は○月○日だから」と、その日以外に式をするつもりはない方もたまにいらっしゃいます。実際にあった話で、クリスマスから付き合い始めたから、クリスマスに結婚式をするというカップルがいらっしゃり、年末にさしかかる繁忙期なのに、平日に挙式があり、列席者は困ったとかいう話もあります。

クリスマスの例は特殊ですし、2人の記念日に挙式というのが悪いという訳ではありません。しかし、結婚式の日取りを結婚する二人だけの都合で決めてしまうと、周りの人には迷惑だったり、そもそも出席できなかったりします。では、一体どういった点に配慮して結婚式の日取りを決めたら良いのでしょうか。

まず、両家の両親の都合を聞きましょう。都合の良い日を聞くよりも、既に予定に入っている都合の悪くない日を聞くほうが決めやすいです。また、大安や仏滅の六曜を気にするかどうかも確認しておきましょう。新郎新婦が気にしなかったとしても、両親が気にするケースも多くあります。

続いて招待客の都合を考慮します。招待客の中には会社勤めの方もいらっしゃるでしょうから、会社勤めの方に都合の悪い日を避けます。具体的には次の日です。

・平日(勤務日)
・異動が多い時期
・仕事の繁忙期
・長期休暇(ゴールデンウィークや年末年始など)

当たり前の話ですが、土日休みの方を平日の式に招待すると、その方は有給を使わないといけないので、迷惑になります。平日でなくとも早朝や夜間など宿泊が前提になる式も泊まれない方には迷惑になる場合があります。

異動が多い時期は、勤務先の方を招待する場合に、新郎新婦本人の異動や、上司、同僚の異動によって、招待すべき上司や同僚のメンバーが変わってしまうのを避けるためです。

遠方の方は泊りがけになることが多いですが、繁忙期だと宿泊できず来れない場合もあります。また、自営業の方は仕事が休めない場合もありますから迷惑になります。

長期休暇は招待客自身に別の予定が入っている可能性もあり、断られる可能性もあります。招待客の予定を曲げて式に出席してもらえたとしても、大事なイベントを邪魔されて恨みを買いかねませんよね。

一般的に避けた方が良いのは、先の例にも出ていますが、クリスマスのようなイベント事が多い日で、招待客が別の予定を入れている可能性の高い日です。バレンタインは恋人とのデートが多いですし、体育の日は運動会などで用事がある方が多いですね。体育の日は3連休なので、別の用事がある人も多いでしょう。

また、季節柄、真冬や真夏は避けた方が良いでしょう。真冬はドレスの新婦だけでなく、女性招待客も薄着なので寒いです。真夏はちょっとした移動でも汗をかきやすく不快です。酷い場合は、最寄り駅から会場につくまでに汗でドロドロになってしまうという例もありますので注意が必要です。

そして、注意すべきなのが、主賓の都合です。主賓は社会的地位が高い方が多く何かと忙しい方も多いので、できればあらかじめ都合を聞いておくと良いでしょう。

結婚式の日取りは主賓や親族の予定を考慮しなければ、式場を予約した後でトラブルが発生する場合もあるので、事前にしっかりと確認してから決めたいものですね。

結婚式の形式は?食事の形式は?会場の種類は?

結婚式の形式はキリスト式に神前式、食事は和食、洋食、立食、座食など様々に決めるべき形式がありますね。こうすべきであるという決まりは特にないため、新郎新婦や両家の話し合いにて決定すべきでしょう。こちらではそれぞれの形式の特徴をお伝えします。

挙式の形式はチャペル式、神前式、人前式、フォトウェディングの4種に分かれます。

チャペル式は、教会で神父または牧師の進行で行います。純白のウェディングドレスでバージンロードを歩くのを夢見る人も多いですね。場所によってパイプオルガンがあったり、生演奏もあったりするので確認が必要です。

神前式は神社、仏閣での結婚式です。和装での厳格な式も根強い人気がありますね。神前式に列席できるのは通常、親族のみですが近年は招待客全員が参加できるようになっています。衣装は袴、白無垢がメインですが、まれにウェディングドレスを着る方もいます。

人前式は場所の特定はなく、神ではなく、招待客の前で誓いを立て、承認を得る形式の挙式です。場所の規定はないので、教会で行う場合もあります。アットホームな雰囲気の式に人気の形式です。

フォトウェディングは、厳密に言うと挙式ではありません。屋外や屋内で挙式のシチュエーションで写真撮影を行い、挙式を行わずに済ませます。料金は撮影だけなので、10万円程度からとリーズナブルに抑えられます。披露宴も行わず、お食事会程度の小規模のものに済ませる方が多いようです。

披露宴の食事の種類はフランス料理、和洋折衷、和食、イタリア料理、その他西洋料理など様々に種類がありますが、統計では全体の50%近くがフランス料理を選択しています。次いで30%程度が和洋折衷の料理で、そのほかの種類は数%ずつとかなり少ないです。

和洋折衷料理は、箸も使えるのでご年配の方も比較的食べやすいです。近年ではフランス料理を選択しても、式場で箸を提供してくれる所は多いので、箸かどうかだけでなく、料理内容を元に招待客の顔ぶれを考慮しながら選択するといいでしょう。

披露宴の形式は、座食と立食の形式があります。座食はテーブルについて食事をします。一般的な披露宴では、座食形式が圧倒的に多いです。お子様、ご年配の方など年齢層を問わず行える形式です。立食形式は、椅子の配置がなく多くの場合ブッフェスタイルで食事をします。カジュアルな披露宴に多く、年齢層が比較的若い招待客が多い場合に選択されます。

座食の形式では、机の形状もくし型とちらし型の2種類があります。くし型は、新郎新婦の座る高砂に対して、垂直に長机を配置するので、招待客が非常に多い式に対応できるのが特徴です。ちらし型は丸テーブルを全体に配置します。各テーブルの人数が少なくなるので、比較的和やかなムードになるのが特徴です。

会場の種類は、屋内か屋外かに別れます。圧倒的に屋内の会場での披露宴が多いですが、リゾート環境での屋外でガーデン挙式を行うスタイルも近年人気です。屋内の会場は空調で温度を調節できるので、季節を問わず行えるのが魅力です。

屋外での式は、季節が良ければ開放的な気分でアットホームな雰囲気での式が実現できる事が魅力です。ただし、冬は女性招待客と新婦はドレスで寒いですし、夏は熱中症の危険もあるので、季節柄を充分に考慮した会場選択が必要です。

それぞれ決めるべき形式が多数ありますが、料理や会場種類などは新郎新婦の好みだけでなく、招待客の年齢層や好みなども考慮して、決定できるといいですね。

上手に選ぼう!結婚式場の選び方

結婚式場を選ぶための条件のリストアップはしていますでしょうか。まだという方は要注意です。雰囲気だけで決めたら披露宴会場が狭すぎた、手作りの小物を使うのが夢だったのに持込できないことに後で気付いた、予算を考えずに会場を選んだら予想以上に高くついた…などなど、適当に決めた会場での失敗例は数え上げればきりがありません。

結婚式場を後悔しないように選ぶには、あらかじめ条件を決めておく必要があります。まず次の点をおおまかでいいので確認して決めましょう。

・予算
・神式、キリスト式などの挙式形式
・招待客の人数
・両家の親にこだわりはないか
・カジュアル、アットホーム、格式高くなど、式のコンセプト
・会場の場所、アクセス方法
・挙式会場と披露宴会場は別か、移動方法は

結婚は両家の結びつきなのでトラブルを回避するために、新郎新婦の希望だけでなく、両親の意向も必ず確認しておきましょう。これらの条件が決まると、大まかにどんなタイプの式場を選んだらいいか決まってきます。式場は大きく分けて結婚式専用の式場、レストラン、ホテル、ゲストハウスの4種類があります。

結婚式専門の式場は、結婚式専用施設のため、そこに働くスタッフも全員結婚式に特化して教育したスタッフです。設備やプランが充実しており、一つの式場で本格的なチャペルや、タイプの異なる披露宴会場が用意されている事が多く、招待人数やコーディネイトなど融通がききやすいです。専門式場なので、ロビーなどで別の式に参加する招待客に遭遇することもありますので、それが嫌な人はよく確認が必要です。

レストランは基本的に貸切にして行い、招待客との距離が近いため、アットホームカジュアルな式にしやすいです。逆に言うと格式高い式にしたい場合にはそぐわないこともあります。また、専門式場などに比べ料金が安く、料理もおいしいという利点があります。基本的に貸しきる事が多いので、関係のない客と触れ合うこともありません。チャペルなどはないのが一般的なので、挙式会場と分ける必要があります。

ホテルは結婚式が挙げられる以外に宿泊はもちろん、レストランなど設備が豊富で、最寄駅からの送迎も充実している所が多いのが利点です。サービスの充実した施設での格式の高い式を希望する人に向いています。遠方からの招待客に部屋を取ればストレスなく過ごしてもらえます。ホテルなので高層階の会場で美しい景色を望めたり、会場自体が広めなのも特徴の一つですね。

ゲストハウスは、庭やプールのついた邸宅を貸切にして行います。邸宅まるごとの貸切で、他の客に出会うことはないプライベートな空間で自由に過ごせます。アットホームにも格式高くも演出できるのが特徴です。独立型チャペルを備えるゲストハウスも多く、挙式から披露宴会場の邸宅を移動する必要がありません。街中よりは郊外にある事が多く、リゾート感もあります。

会場のタイプを決めたら、式場の細部を確認していきます。

・手作り品やドレス、引き出物の持込をするかどうか、可能か否か
・駐車場の有無、送迎の有無
・新婦のメイク室、着替え場所
・親族紹介の場所の有無
・招待客用のメイク室、着替えの場所
・チャイルドルーム、ベビーベッドなどの有無
・宿泊施設は近隣にあるか
・アレルギー食など自由に対応可能か
・親族や招待客の着付け、メイクは会場で可能か、会場で頼めるか
・音響・照明・映像の施設は整っているか
・引き出物の種類は豊富か
・衣装の種類が多いか、サイズ直しの融通はきくか

全ての希望を100%叶えることは難しいですが、条件をリストアップして優先順位を作って会場を絞っていけば、失敗のない会場が必ず見つかりますよ。