えっ使えない?手作り品の準備前に確認すべきこと

結婚式の醍醐味の一つに、手作り品を持ち込んで思い入れのあるウェディングアイテムを使う事がありますね。ウェルカムボードを始め、招待状、席次表、プロフィールムービーなど、気合の入った方だとブーケやウェディングドレスを手作りされる方もいらっしゃいます。ですが、そんな心をこめた手作りの全てのアイテムにおいて共通の注意点がいくつかあります。

一番気をつけないといけないことは、会場に持ち込めるかどうかです。結婚式場によっては、持ち込みアイテムは一切禁止で、手作り品が使えない場合があります。または、ペーパーアイテムはいいけど、ドレスはだめなどと言うように、一部のアイテムは持ち込みNGのところもあります。手作り品を用いた式を挙げたいと思っている場合には、契約の前に必ず確認しておきましょう。

もしも、契約前に確認しておかないと、使うつもりで式の前々から準備していたのに、打ち合わせの途中で持込を断られて、泣く泣く諦めることになってしまい、準備の苦労が水の泡ということも考えられます。

次に注意が必要なのが、持込代です。持込が可能な会場でも、持ち込み代金として1個あたりいくら、と値段を設定されている場合があります。手作り品でアットホームの暖かい雰囲気を出したいだけであれば、あまり気にする必要はありません。しかし、費用を節約するために手作りにするのであれば、本当に節約になるのかどうか、持込費用と制作費を合わせて計算して考えておく必要があります。

また、制作費は失敗も考え、多めに試算しておく必要があります。特にペーパーアイテムは失敗しやすく、印刷しなおしなどが発生しやすいものです。ペーパーアイテムは安い紙にすると、値段の分だけパッと見でやすっぽいのが判ってしまいますから、良い台紙を使いたいものですが、その分失敗した時もお金が余計にかかります。失敗すればするほどお金がかかり、結局持ち込み代も合わせると、式場に依頼した方が安くついた、というような例はたくさんあります。

そして、最後に重要なのが、本当に使えるかどうかです。手作り品は心のこもった物が多く、招待客にも喜ばれる事も多いですが、一歩間違えた使えない手作り品は迷惑以外の何者でもありません。

引き出物を入れる紙袋を手作りしたところ、強度が足りず、帰りの最寄り駅につく前に袋が崩壊してしまった、という失敗例や、新郎新婦の力作のプロフィールムービーが、DVDの焼きこみに失敗していて、会場で上映できなかったなどの失敗例、席辞表の字が全部間違っていたなどの失敗例もあります。

また、新郎新婦自ら作るのではなく、友人や知人に作成を依頼したもので、出来上がりまでの途中連絡を怠ったために、仕上がりが思い通りのものでなかった、というような失敗例もあります。こちらは使えない訳ではありませんが、誰かに手作り品を依頼する時には礼儀として途中経過の確認等もかならず必要ですよね。

せっかく時間をかけて準備してきても、最後に使用可能かどうかのチェックを怠るだけで、全てが台無しになってしまいます。心をこめた手作り品が、きちんと使えるように、会場に持ち込めるか、持ち込み料金はかかるか、そして最後の仕上げにきちんと使えるかどうか強度などを確認して、手作り品を準備しましょう!